床をタイルにリフォームしたいと考えたとき、最も気になるのが費用ではないでしょうか。床タイルのリフォーム費用は、使用するタイルの種類、施工面積、そして現在の床の状態によって大きく変動します。全体の費用は、主に「材料費」「施工費」「諸経費」の三つで構成されています。まず、材料費の中心となるのがタイル本体の価格です。タイルは国産品か輸入品か、デザインやサイズ、材質によって価格が大きく異なります。比較的安価な磁器質タイルであれば1平方メートルあたり数千円からありますが、デザイン性の高い輸入品や大判のタイルになると数万円になることも珍しくありません。目地材や接着剤などの副資材の費用もここに含まれます。次に、施工費です。これは職人の人件費にあたる部分で、リフォーム費用の中でも大きな割合を占めます。既存の床材を剥がす「解体撤去費」、床の高さを調整し平らにする「下地調整費」、そしてタイルを実際に貼っていく「タイル施工費」などが主な内訳です。特に下地調整は、タイルの仕上がりを左右する重要な工程であり、床の状態によっては費用が加算されることがあります。一般的に、タイル職人による施工費の相場は、1平方メートルあたり1万円から2万円程度とされています。最後に、諸経費です。これには、現場管理費や廃材の処分費、養生費などが含まれます。リフォーム会社によって計上の仕方は異なりますが、工事費全体の10パーセントから15パーセント程度を見込んでおくと良いでしょう。例えば、6畳(約10平方メートル)のリビングの床をフローリングからタイルにリフォームする場合、選ぶタイルのグレードにもよりますが、総額で20万円から50万円程度が一般的な相場感となります。正確な費用を知るためには、必ず複数のリフォーム会社から詳細な見積もりを取り、内容を比較検討することが不可欠です。