お風呂のリフォームを業者に依頼する際、提出される「費用見積もり」は、最も注意深く確認すべき書類です。この見積もりを正しく理解し、比較検討することで、後悔のないリフォームを実現できます。今回は、お風呂のリフォーム費用見積もりで確認すべきポイントを解説します。まず、見積もりの「総額」だけでなく、「内訳の明確さ」を重視しましょう。項目ごとに、ユニットバス本体価格、解体費用、設置工事費用、電気・水道工事費用、内装工事費用、諸経費などが具体的に記載されているかを確認します。「一式」という表記が多く、詳細が不明な見積もりは注意が必要です。何が含まれて「一式」なのか、具体的な作業内容や使用材料を詳細に質問し、明確な説明を求めましょう。次に「ユニットバスの種類とグレード」を確認します。見積もり書に記載されているユニットバスのメーカー名、製品名、型番、サイズ、機能などが具体的に記載されているかを確認し、ご自身が希望するユニットバスと合っているか、インターネットなどで品質や価格を比較してみましょう。安価な製品が使われている場合は、その理由を業者に質問し、納得できる説明を得ることが重要です。また「既存浴室の工法と解体費用」も重要な確認ポイントです。在来工法のお風呂の場合、解体費用がユニットバスからの交換よりも高くなるため、その費用が適切に見積もられているかを確認しましょう。さらに「工期」も確認しましょう。お風呂が使えない期間は日常生活に大きな影響を与えるため、現実的な工期であるかを確認し、無理のないスケジュールで工事を進めてくれる業者を選びましょう。そして「保証やアフターサービスの内容」も忘れずに確認します。工事後の不具合に対応してくれる保証期間や内容、定期的な点検サービスなどがあるかを確認しておくことで、万が一のトラブルにも安心して対処できます。これらのポイントを総合的に確認し、疑問点を放置せず、業者と十分なコミュニケーションを取ることが、お風呂リフォームの成功に繋がります。