お風呂のリフォーム費用を検討する際、「本体価格」と「工事費用」の具体的な内訳を理解することは、予算計画を立てる上で不可欠です。それぞれの費用が何にどれくらいかかるのかを知ることで、適正価格かどうかを判断できます。今回は、お風呂のリフォームにおける本体価格と工事費用の内訳について詳しく解説します。まず「ユニットバス本体価格」です。これは、浴槽、壁、床、天井、水栓、シャワーなどがセットになったユニットバスの価格を指します。メーカーやグレード、サイズ、デザイン、機能(浴室乾燥機、追い焚き機能、保温浴槽、ミストサウナなど)によって、価格帯は大きく変動します。例えば、普及品であれば40万円から80万円、中級品で80万円から120万円、高級品になると120万円から200万円以上が目安です。次に「工事費用」です。これは、主に以下の項目で構成されます。・解体・撤去費用: 既存の浴室を解体し、搬出・処分する費用です。既存がユニットバスか在来工法かによって費用は大きく異なり、約5万円から30万円程度が目安です。・設置工事費用: 新しいユニットバスを組み立て、設置する費用です。約10万円から25万円程度かかります。・設備工事費用: 給排水管の接続、電気配線の接続、ガス配管の接続(給湯器の交換を伴う場合)など、専門的な工事にかかる費用です。約5万円から15万円、給湯器交換を伴う場合はさらに高くなります。・内装工事費用: 脱衣所や洗面所の壁紙(クロス)の張り替えや、床材の交換にかかる費用です。約5万円から15万円程度が目安です。・その他諸経費: 運搬費、現場管理費、養生費などが含まれ、総費用の5%~15%程度が一般的です。これらの内訳をしっかりと確認し、不明な点があればリフォーム業者に質問することが重要です。
お風呂のリフォーム!本体価格と工事費用の内訳