長年住み続けて見飽きてしまったリビングの壁をどうにかしたいと思い、ついに壁紙の張り替えに挑戦することにしました。不器用な自分にできるだろうかという不安がありましたが、インターネットで見つけたシール式の壁紙が「誰でも簡単」という言葉を信じて購入してみることにしました。届いた壁紙は、思っていたよりも質感が高く、裏面にはメモリ付きの剥離紙が付いていて、サイズを測って切る作業も非常にスムーズでした。これまでの壁紙張り替えのイメージは、バケツで糊を溶かし、広い床に壁紙を広げてベタベタになりながら格闘するというものでしたが、このシール式は全く違いました。剥離紙を少しずつ剥がしながら壁に押し当てていくだけで、ピタッと吸い付くように貼り付いていきます。驚いたのは、少し斜めにずれてしまった時でも、ゆっくりと剥がせば綺麗に元に戻り、再度貼り直すことができた点です。この安心感があったおかげで、焦ることなく慎重に作業を進めることができました。特に苦労すると思っていた角の部分や、ドアの枠周りも、ヘラを使ってしっかりと折り目をつけ、その上からカッターを滑らせるだけで、驚くほど綺麗に形を整えることができました。作業開始から三時間ほどで、一面の壁が落ち着いたグレージュのクロスに生まれ変わり、部屋全体の明るさが一段上がったような感覚に包まれました。以前の私なら、壁紙を張り替えるなんてプロにしかできない大仕事だと思い込んでいましたが、実際にやってみると拍子抜けするほど簡単で、もっと早く挑戦すればよかったと後悔したほどです。DIYの楽しさは、自分の努力が目に見える形となって現れることにあります。シール式の壁紙は、その楽しさを最も手軽に味わえるツールの一つだと言えるでしょう。作業後の片付けも、切り屑をまとめるだけで終わり、糊の汚れを気にする必要もありませんでした。この成功体験に味を占め、次は寝室やトイレの壁紙も別の色で張り替えてみようと計画しています。もし、私と同じように不器用さを理由に諦めている人がいるなら、まずはシール式の壁紙で小さな壁から始めてみることを強くお勧めします。想像以上に簡単なステップで、毎日の景色を劇的に変えることができるはずです。
シール式壁紙で部屋を簡単に張り替えた体験記